こんにちはヒカリです。今回紹介するのは『飲食業のビジネスにおいて非常に重要なFLRコスト』についてです。
『飲食店運営において利益をより多く出すにはどうしたら良いのか知っていますか?』
利益を出すには、経費をできるだけ削減しつつ、売上をあげることが重要です。
では、『具体的にどのようにして経費を削減すれば良いのか。。。』
FLRコストとは?
L(Labor)人件費
R(rent)家賃
飲食店で成功するためには、三大コストである『ドリンクを含んだ材料の原価』『人件費』『家賃』を適切な状態に管理することが鍵になります。
つまり、これらのコストを抑えることができるほど利益は増えるということです。
FLR比率と適正水準とは?
売上の中で三大コストであるFLRが占める割合のことをFLR比率といいます。
売上に対してFLRコストの適正の比率は売上の60〜70%以内と言われています。
70%で利益が10%残るくらいの計算になります。これが75パーセントになると5%で、それ以上になってしまうと利益がのこらなくなってしまいます。
一般的なFLRコストの比率はF30%、L30%、R 10%と言われています。
FLR比率の計算方法とは?
FLR比率の計算方法
お店を開業する前に大体の見積もりをたてて計算しておくことが大切です。原価率が高すぎたり、人件費が高すぎたりと、『開業前から70%オーバーだと間違いなくお店が潰れてしまいます💦』
お客さんに提供する物を原価を気にしながら売値に見合った価値、またはそれ以上のものを造り上げるのが腕の見せ所ですね✨そしてここが一番難しいところですね。
FLRコスト÷売上 =FLR比率
では、簡単に計算の仕方を紹介してます。
例)売上が200万円のフランス料理店があるとします。原価には56万円、人件費は50万円、家賃は20万円の経費がかかっているとすると表で表すと下記の通りになります。
金額(円) |
FLR比率(%) |
|
売上 |
200万 |
|
原価 |
56万 |
26% |
人件費 |
50万 |
28% |
家賃 |
20万 |
10% |
●人件費 50万 50÷200=26(%)
●家賃 20万 20÷200=10(%)
FLRコストのコントロール方法とは?
飲食店で利益を増やすにはFLRコストの管理が重要だということは理解していただけましたか?FLRの理想の比率はF30%、L30%、R 10%と説明しました。
ですが業態によっては、どうしても減価率だけ高くなってしまったり、人件費だけが高くなってしまう場合などがあります。その場合は合計で比率が70%以内になるようにコントロールしましょう。
飲食店経営では何が原因で、何を目的に削減するのかを明確にし、臨機応変に対応することが大切です。下記はコストコントロールの例です!
●メニューの見直し
●食材のロスのチェック
●仕入れ先の見直し
●業務作業の効率化
●人件費以外の経費を削減する
●家賃交渉をする
※家賃は基本的に開業後に変更できない費用です。店舗選びの時に売上予測をもとに適切な場所を検討することが重要です
『原価の削減による食材のクオリティーの低下』『人件費の削減によってサービスの質が低下』によって売上が減少してしまっては本末転倒です。
高級店でもどこの飲食店でもお客さんはその値段に見合った、またはそれ以上のクオリティーを求めます。自身の経営する店舗のコンセプトにあった資金管理をしましょう
まとめ
今回は『FLRコスト』について紹介させていただきました。開業前に飲食店の三大コストを理解し、予め予測を立てておきましょう!
予測の立て方はこちらのURLから❗️【飲食店開業資金】必要な金額は約1,000万円!?資金の算出方法は?
まだどんなお店にしたいか決まっていない方はこちらの記事から❗️【初めての飲食店経営】失敗しないための第一歩!コンセプト設定とは?