こんにちはあっつんです。10月後半に入って少しずつ肌寒い季節になってきましたね。体も心も温まる料理!冬の定番!【本格ホワイトシチュー】に必要な『ルー』作りのコツと化学的知識を紹介していきます!
よく見かける市販のルーを買って好みのお野菜とお肉達を煮込んでも勿論美味しいですが。。。
本格的に気合を入れて『ルー』から手作りしてみませんか?作った事がない方も多いと思いますのでこの記事を読んで参考になれば嬉しいです!
『ルー』の手作りの一番のコツはサラサラの状態になるまでよく炒める事です!
ルーから手作りのシチューは上手く出来れば絶品ですので是非コツを掴んで作ってみて下さい😀
ちなみに豆知識ですが、フランス料理でのソースの名前は…
●バター+小麦粉=ルーブラン
●ルーブラン+牛乳=ソース・ベシャメル
●ルーブラン+ブイヨン(だし)=ソース・ヴルーテ
ルーとは何?一旦火を止めてしっかり混ぜましょう。
『ルー』の材料は小麦粉とバターが同量です。この二つを炒め合わせたものが『ルー』になります。
『ルー』作りの上でのポイントですが、よくある失敗が小麦粉がだまになってしまうパターンです。
なのでだまにならないようにするためのポイントを紹介していきます!
ルー作りのダマにしないポイントとは?
小麦粉の成分の約76%はデンプンです!小麦粉とバターを混ぜ合わせて加熱する際にデンプンはバターから出る水分を吸収します。水分を吸収すると糊化という現象を起こし粘り気を出します。この際に小麦粉達がくっつきあってだまになってしまうのです。
つまりくっつき合うのを防がなくてはなりません。デンプンが糊化(前回のパスタの記事で紹介していますのできになる方はこちらから!)を起こし始める温度は52℃~63℃ほどです。この温度になる手前で小麦粉達をバターの油で覆いましょう。
☆バターが溶けたら一旦火から外して小麦粉とバターをしっかり混ぜ合わせましょう!
ルーを焦げないように弱火でしっかり炒める
二つ目のポイントはしっかり炒める事です。
バターでコーティングした後の小麦粉を炒めることでさらに小麦粉の集まりが細く分断することができます。そうすることで液体を加えた際に綺麗に分散してダマが出来ずらくなります!
※ここで火が強すぎると焦げやすいので気をつけましょう。
目安はルーがなめらかでサラサラと流れ落ちる様になる状態です。約5分ほど炒めたら状態が変わってくると思います!またよく炒めることで粉っぽさもなくなり、粘り気も少なくなり、滑らかで美味しいシチューができます。
またルーに液体を加えた後もしっかり煮込むことより滑らかになります!
本格ホワイトシチューの作り方とは?
『材料』
○鳥もも肉 300g
○玉ねぎ 半分
○人参 半分
○ジャガイモ 2〜3個
○ぶなしめじ 適量
○ブロッコリー 適量
○バター 50g
○薄力粉 50g
○牛乳 200ml
○生クリーム 100ml
○水 600ml
○コンソメ 適量
『手順』
1.玉ねぎ、人参、ジャガイモは適当な大きさにカットします。ぶなしめじもほぐしておきます。
2.鶏肉に塩をして、皮目から美味しそうに焼きます。野菜達も塩をして炒めましょう。
3.水とコンソメと供に2.を煮込みます。ここで煮汁を味見してみてみるともう美味しい😋
4.ルーを作ります。バターが溶けたら☆火を止めて小麦粉を加え、滑らかな状態になるまで弱火でじっくり炒めます。☆ここでしっかり炒めるのが大切です。5分ほどは炒めましょう。滑らかになればルーの完成です。
5.3の煮汁を濾して4に加えます。よく混ぜ合わせて馴染んだら☆少し煮込んで、具材を戻します。
6.仕上げに牛乳と生クリームを加えて、味を整えて完成です❗
※ポイントの部分に☆のマーク入ってます!
インスタでリール動画公開してますので参考にして下さい!
まとめ
『ルー』の作り方のコツは理解していただけましたか?是非家庭でもコツを掴めば簡単に作れますので是非チャレンジしてみて下さい。
まとめですが、ルー作りの最大のポイントは滑らかになるまでしっかりルーを炒める事です!ダマにならない様に気をつけましょう!
市販の『ルー』とはまた違う味わいが楽しめると思います!この記事を読んで料理の事がより好きになって貰えると嬉しいです!Instagramもやっていますので是非みてみてください!コメントや良いね、フォローして貰えると励みになります!
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